2005年 11月 30日
白いの。
|
週末にはしゃぎ過ぎたのか、ここ数日熱っぽくて今朝は寝込んでました。
熱も下がり、昼過ぎから研究室に行こうと準備してたら母親からメール。
実家の白いの。が亡くなったという。
あぁ、辛いなぁ。
思えばいろんな思い出がありました。
阪神大震災のあと、子犬ながら迷い犬になり保健所で
処分される直前で引き取ったのが始まり。
ミスドのオールド・ファッションと、パスタ料理が大好き。基本、粉モン好き。
実家の網戸をブチ破る。
アメフトのボールをいつの間にかオモチャにして、食いちぎる。
花火とシャワーが苦手。スキップ気味に庭を縦断する。
散歩中、側溝にハマる。
散歩中、おばちゃんが前を通っても無視なのに、
女子高生が通ると尻尾が扇風機。
ソファの上に座って、政見放送を熱心に見てた。
朝、布団の中で「身体が重いなー風邪かな?」と思ったら
布団の上で寝てた。
まだまだエピソードは尽きません。
そういえば最期まで「お手」がうまくできなかったねー。
とにかくイイ奴でした。
ドイツから帰国したあたりから調子が悪いことは聞いてたし、
家族にも負担がかかるので今週末あたり時間見つけて
実家に帰るつもりでいました。でも間に合わず。
夏ごろから少し痩せてて、癌かなとは少し思ってたけど、
どうもその通りだったみたい。
ここ最近は痛々しい泣き声をよくあげてたらしいです。
黒いの。も、その泣き声の意味が分かったのか、震えていたらしい。
改めて生きることの儚さを知らされた気がする。
いつもは考える事ないけれど、自分も含めて、
接してる人やペットはいつか手の届かないトコロに行ってしまう。
当たり前のことなんだけど、
いなくなってから、本当の大切さを感じる。
自分の身内、恩師、小学校やアメフトの時の友人が亡くなって、
本当の大切さを感じてきた。
こう言ってる自分も昔、誤診が元で
「あと数時間処置が遅かったら亡くなってた」と
手術担当医に言われ泣きそうになったことがあった。
だから、生きてる限りどんな出会いも無駄にしたくないと思う。
絶対に。
自分が大切だと思う人はもちろん、
どれだけウマが合わない、理解できない人とでも真正面から
接して行きたいと思う。
そして、1秒でも中途半端な時間を過ごしたくないとも思う。
もう後悔したくない。
そんな気持ちを改めて教えてくれました。
ドリへ。
がんばって生き抜いたね。おつかれさん。
あっち側でゆっくり休んでください。
ありがとう。幸せでしたか?
by fmss32
| 2005-11-30 23:37
| 黒いの。mes chiens